野良肉



文明が進むにつれ荒廃する大地
それに伴う心と身体の荒廃
人が人を愛せなくなった時、それは始まっていた

人々は理性を失い、混沌に堕ちていく
そして、それを救うには生け贄が必要だったのだ
そう・・・『肉』と呼ばれる存在が

しかし、それでも人の荒廃は止まらない。
野良肉は溢れ、人の欲望は天すら焦がす。

人を救うために動く者、また滅ぼそうとする者
真の安らぎとは何なのか
激化する戦いの中で嘆帝はただ嘆くだけか


嘆帝白楼とマリスを中心に動く世界を楽しんでください
それに伴い各キャラも己の意思で自由に動きます
マップを移動して、様々な世界の動きを楽しんでください


「野良肉辞典」用語解説

※ゲームクリア後には、もっと詳しく多くの説明が書かれた
辞典を見ることができます。
それも楽しんでください




肉:NIKU

使用目的により三段階に区別される
正確な寿命は現在研究中である。
およそ人間の数倍の寿命を持つが
そのほとんどは、その消耗によって廃棄される
また、生殖器官はあるが、子は宿せない
協会のみが作り出すことができる、擬似生命体
また、特殊な肉も存在する


1、性欲処理としてのもの

人間の性欲処理のために作られた、最も低層に位置するもの
基本的には人間に逆らうことはできないとされる。
それは身体に埋め込まれた因子が作用するためである
高ランクの肉は値段もメンテナンスにも莫大な金銭が伴うため
その所有者のほとんどは特権階級である

2、戦闘兵器としての存在

兵器としての肉。
通常の人間より、筋力・反射神経に優れる。
遺伝子操作により様々な形態を持つ種類がいる。
主に暴動鎮圧、低俗魔神駆除等の処理を行う。
その危険性から、ほぼ全ての戦闘用肉は協会が保有する
また、戦闘用の肉には市民権が与えられ
活躍しだいでは一定の報酬・地位を得ることもできる
協会直属の肉に関しては、国家公務員として安定した生活が望める

3、野良となった肉

何らかの理由により、協会・所有者の手を離れたもの。
性欲処理の肉、速やかに回収・処理すべし。
兵器としての肉、速やかに回収すべし
ただし、回収困難な場合は確実に破壊すること。

この行為は協会に属する者によってのみ行われる
また、市民には通報の義務があり、違反者には厳罰を処する。
だが、厳密には行われておらず
通報があった場合のみ、協会が動くことになっている
公務員の怠慢なのかは不明

4、特殊な肉

ウナブ・クアやルビリス、サファリア等の
特殊な核から作られた存在
己の意思で動くことができ、その力も人間を遥かに凌ぐ
超生命体を指す
これに関しては協会から何も提示されていないため
詳しいことは分かっていない
だが、その存在は人に恐怖を与え
己の種を脅かす者として、危険視されることもある





協会(アフ・プチ)

『肉』に関する全ての権限を与えられた政府特務機関
全ての肉はここで製造され、登録・管理される
また、任務執行中の障害を排除できる殺傷許可権限を持つ
軍を凌ぐ戦力を有するため、もはやその権力は計り知れない
法皇を中心として存在する


部門は三つに分けられる

1、軍事部

全ての戦闘用肉を研究・開発する部門。
また、それを実行する下部組織(エツ・ナブ)が存在する

2、生産・管理部

肉の生産及び登録された肉を管理する部門。
性欲処理用の肉は全てここで生産される
外界で何らかの違反を発見した場合は
ここに通報され、元神会へと報告される
また、ウルフガンが全てを管理している

3、元神会

協会を統べる最高意思決定機関。
その構成メンバーは非公開。
だが、一般には法皇と十王による機関だと推測されている
絶対的な権力を持つ



九大天王 六元神君
(くだいてんのう ろくげんしんくん)



元神会直属の実行部隊
主人公の白楼が属する機関である
部隊とは言っても、各々が共同で任務にあたることは少ない。
部隊名ではなく、称号に近いものである。
大抵「元神君」と略される

各自に強力な権限が与えられていて
極端に言えば、快楽で人を殺しても罪には問われない
法皇の委任を受け、ウルフガンが統率しているが
彼らがそんなことを聞くわけもなく
何者にも囚われず自由に行動することが許されている
また、彼らは帝の名を持つものとして存在するが
詳しいことは不明である

協会に属しているが、その存在は特別なものとして
放任されている、作られた目的は謎である


※ウナブ・クア

ガルドやメギルのように元神君各自に与えられた肉
通常の肉と違うのは、その源となる核である。
遺跡や海底神殿から発掘された「魂」を使われている。
かつての宗教では神器と呼ばれていたものである。
それには生きる者への妬み・恨みが蓄積されており
それを肉の身体で包みこんだ存在。
強力な敵との戦いにおいて、呪いは武器へと変る
戦闘力は通常の肉を遥かに凌駕し
畏怖される存在でもある

その正体はかつて滅びた「神」の魂であり
本質的なところはわかっていない
人は分からないものでも、道具として使うことができる
恐ろしい生き物である




神:GOD


詳しいことは分かっていないが、古くから存在する生命体
人間を遥かに超える力を持ち
その多くは眠っているとされている
寿命は千年〜数万年以上とされ
強い神はとても長生きである

身体には神気を宿し、形状は様々であるが
外装は破壊することが可能であり
その魂は人とは異なるものであると想定される
また、いくつかの種類に分類される


1、古神(自然神)

神の中でも最も強い部類に入る、自然を守護する神
各々に役目が与えられているが
とある事件をきっかけに数が激減する
また、人を慈しむ神が多く、人との接点も多い
雷神や風神などもこれに該当する
二八武神の多くに名前を連ねるのも彼らである


2、物質神

自然神と違い、特定の物を守護する神
その力は自然神には劣り、物の考え方もやや物質的
神の多くはこれに該当する
また、刃神のような超異端児も存在する
多くは人間界に住んでいる


3、二八武神

神の中でも、武力に長けた神達の総称
かつては「主」の名のもとに、数多くの外敵と戦ってきた
現在では、そのほとんどが引退したか、行方不明である
彼らには特別な力が宿るとされている
それが何かは不明である


4、邪神

神達からも嫌われる存在
何故ならば彼らの多くは人を食うからとされている
生け贄を求める神が多く、穢れているとされる
だが、その存在は必要悪として認められてはいる
詳しい数は不明