オカルト系探偵デジタルノベルシリーズ。

こちらポン太探偵事務所

第一話 「犬憑き」




一目でわかる、ポン太探偵事務所のコーナー




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詳細は↓から







オレの名前は道狸出(どうりで)ポン太。ふざけた名前だが、本名だ。

大日本帝国の帝都東京の隅っこで、探偵事務所をひらいている。

とはいえ、客などまったくやってこない。

オレ自身が、狸(たぬき)と人間のハーフだからという理由ではなく、
単純に人があまり来ない場所だからだ。

この世界には、色々な不思議な事件がある。
神隠しやら都市伝説やら、そりゃもう世界中にだ。
たいはんは人間のしわざだが、稀にそれとは違うものもある。
そういう怪しいケースを調べるのが、オレの仕事だ。

本当は普通の調査がやりたいが、
たまたま最悪なことに、オレ自身がその稀なケースなんだよな。
・・・最悪だよな。ちくしょう。おかげで、オレの人生はめちゃくちゃだぜ。
嫌でもこういったものにかかわらないといけないのさ。

さらには、コン助という化け狐に絶賛憑かれている最中だ。

こいつがもうエロ狐でな、狐のくせに人間の女にしか興味がないやつなんだ。
はぁ・・・まあ、オレのような半端ものしか、こいつの相手はできないだろう。
狸と狐のコンビがよいか悪いかわからないが、もはや諦めている。

昔から、そういうもんを引きつける性質だし、霊視能力でよくわからないもんは見えるわで、
ほんとまいっているぜ。

と、ぼやく暇もない。働かなくては生きてはいけない。
今現在も、食うものがなくて死にそうだ。
そうこうしているあいだに、長島(ちょうじま)のじいさんが来ちまった。
やれやれ、また狼男を捕まえろとかじゃないだろうな。
あのときは酷い目にあったぞ。

トイレの花子さんの事件だって、ただの変態女装切り裂き魔だったじゃないか。
今度はましな依頼なんだろうな。

またイラン人から買ったソビエト製トカレフが火を噴くことになるぜ。

信頼できるドイツ製のほうがよかったかな。
安いからと、うさんくさいものを買ってしまった。
って、売人のやつら、どこから手に入れてくるのやら。すげーな、イラン人。

まあ、核兵器すらある時代だ。多少の怪異なんてどうだっていいだろう。
国家が都市伝説で傾くことなんてないしな。
ただ、そういったものに対して、人間はあまりに無関心すぎる。
それで困っているやつがいるのならば、
オレのような半端ものでも、それなりに需要があるってもんだ。



あ? 連続少女失踪事件だって?




最近の女子高生はエロいからな。どうせ援助交際だろう?

・・・と、あっさり断りたかったが、なにしろ金がない。
長島(ちょうじま)のじいさんの圧力もあり、断ることもできない。
あまり乗り気じゃないが、オレにとっては選択肢がないのだ。
わかったよ、やってやるよ。

まったくもって不本意だが、調査に乗り出すことにした。

今回の舞台は、犬美町(いんびちょう)

帝都から一時間くらいの場所にある小さな町だ。
どこを見ても犬しかいない不思議な町だ。
そこで起こった連続少女失踪事件と、男ばかり狙われる傷害?事件を追うことになった。
男なんてどうでもいいので、少女失踪事件に専念するとするか。




相棒のコン助も好き勝手やるし、もう面倒みきれない。

だが、そこで出会った女子高生はかわいいし、
引くに引けず、いつの間にか巻き込まれていやがる。








そこでオレを待ち受けていたのは、さらに面倒なことばかりだった。
いつになったら解決するのか、振り回されてばかりだな。

しょうがない。乗りかかった船だし、最後までやってやるしかない。
だらだらとやっているようだが、けっこう真面目だ。
まあ、気が向いたら、この事件をのぞいてやってくれよ。
オレの生活がかかっているからな!!




※このシリーズは続き物です。第一話で事件のすべてが解決するわけではありません。
一つの事件は、複数話で解決されていく場合があります。
犬美町の事件は、二話〜三話くらいで完結する予定です。



キャラクター




道狸出(どうりで) ポン太


本作品の主人公、32歳

ポン太探偵事務所の所長兼、唯一の実動員。
父親が化け狸、母親が人間のハーフ。
両親は健在だが、父親とは仲が悪く、音信不通状態である。
ちなみに、両親は恋愛結婚である。

化け狸の息子だが、神通力のたぐいはない。
その代わり、「見えてはいけないもの」が霊視できる。
普段は特注の眼鏡をかけており、それによって
ある程度霊視能力を制限している。

また、父親の霊格が高いためか、
彼の精液には強い浄化の力が宿っている。
そのせいで霊や妖怪につきまとわれて困っていたが、
コン助に憑かれてからはおさまっている。
(コン助のほうが霊格が高いから)
また、精液の量は常人の数倍ある。

やる気のない口調が目立つが、興味を持ったことには
積極的に調査し、危険をかえりみない。
とはいえ、舞い込んでくる依頼はすべて厄介事なので、
毎回死にそうな目にあい、必死になるしかないのが実情である。

権力者と軍人が嫌いな自由人。






コン助


ポン太の相棒である白狐の天狐(てんこ)。
推定年齢、1300歳。

大昔に妖狐として越後でいたずら(エロいこと)をしていたが、
陸奥国から派遣された討伐隊に討たれ、死亡する。
その後、狐塚に魂を封印され、土地の守り神にされる。
しかし、近年起こった中越大地震によって解放。

たまたま居心地のよい場所を探していたとき
ポン太に遭遇し、そのままとり憑く。
「狐に憑かれる狸なんて初めて見た」とポン太を気に入り、
そのまま相棒として定着する。
ポン太は「オレは狸じゃない」と非常に嫌がっている。
基本的には、常人には見えない存在である。

好奇心が旺盛で、まるで子供のような性格。
気分屋なところも、ポン太と相性がよい。
魂だけのため、現在は力の大半を失っているものの、
多少ならば千里眼を使うことができる。
ポン太の霊視とともに、調査には不可欠な能力。

長生きのため知識も豊富で、霊的なものに関しては
ポン太のアドバイザー的存在でもある。

また、人間の女の子が大好きで、
四本の尻尾は触手にもなり、エロいことにも使える。
その際は、ポン太の生気を使い、イメージを実体化させる。






犬塚 鏡子(いぬづか きょうこ)

CV:貴坂理緒

今回の事件の中心人物。
天郷(てんごう)高校に通う高校三年生、18歳。

人懐っこく、誰に対しても笑顔で接する活発な少女。
スタイルは非常によいが、
本人はぽっちゃり気味なのを気にしている。

普通の女子高生として楽しい毎日を過ごしていたが、
彼女のまわりで不可思議な出来事が起こり始め、
その人生は大きく変わっていく。

自分でも多少の自覚はあるが、性欲が異様に強く、
ちょっとしたことでも発情してしまう。
クラスの男子などからの人気はあるものの、
それゆえに逆に距離をとるようにしている。

解消されない圧倒的な性欲が、大きなストレスにもなっている。
そのためか、毎晩見る夢に苦悩する。

親友の霜村雪とよく一緒にいる。


サンプルボイス(MP3)

「あっ、お雪ちゃん、うそついたな。くすぐってやるからね」

「私・・・セックスしてみたい・・・エッチしたい、
エッチしてみたいよぉ・・・」









霜村 雪(しもむら ゆき)

CV:大山チロル

犬塚鏡子の親友で、同級生。18歳。

鏡子とは正反対の性格で、あまり人と接点を持たない少女。
ただ、根暗というわけではなく、
クールで感情の起伏が穏やかなだけである。
マイペースで天然だが、頭は非常によい。

鏡子との関係は良好。
冗談を言い、鏡子を脅かす茶目っ気もあり、
気に入った相手には、かなり積極的に好意を寄せるタイプ。
意外と情熱的な面を持ち、時には小悪魔的な発言をする。

細身で身長も低いため、鏡子と並んでいると
スレンダーに感じるが、実際は肉付きも悪くない。

強い霊感があり、コン助を見ることも触れることもできる。
鏡子からは、お雪ちゃんと呼ばれている。


サンプルボイス(MP3)

「たぬきときつねが遊んでいる・・・そんなかんじ」

「じゃあ、ポン太さんとセックスしちゃおうっかなぁ〜。
ふふ、どうします?」







長島 辰之介
(ちょうじま たつのすけ)


大日本帝国、元軍人、帝国監察院OB、80歳。

かつてのコネクションを生かした情報屋をやっており、
彼が持ち寄る情報は、
軍隊の機密からスーパーの安売りまで多岐に渡るが、
今まで間違ったことがないほど正確である。

ポン太に仕事を持ってきてくれる希少な人物だが、
当然ながら、そのすべてが厄介事。
ひょうきんな性格で、つかみどころがない。

怪異に造詣は深いが、自身は霊感がないため、
その手のことはまったくわからないらしい。
ただ、コン助には好かれており、
特別に姿が見えるようにしてもらっている。

かつて軍人として「十年戦争」に参加し、
当時は兵卒ながら、MG乗りとして驚異的な戦果をあげる。
その戦いぶりは、今も伝説として受け継がれているほど。
数年後、その腕を見込まれ、陸軍特殊部隊に配属され、
連合軍を圧倒したエース。

休戦後、陸軍の上層部に誘われるが、それを断り、
諜報部から監査院へと渡る。
だが、とある事件がきっかけとなり、退職。
いまだに未解決の事件のことを悔やみ続けており、
独自で調査を進めている。

歳はとったが、いまだに肉体は衰えていない。
旧陸軍の【英雄】として、その筋では有名人。






神崎 可奈
(かんざき かな)

CV:綾奈まりあ

天郷高校の生徒、18歳。

ややきつい性格の女子高生で、夜の繁華街をよく徘徊している。
鏡子と雪と同学年だが、彼女たちのことを
あまり好ましく思っていない様子。
顔は広く、学校内で多少目立つ人間ならば、
たいていは知っている。

たまたまポン太と出会ったことから、この事件にかかわっていく。
彼女の証言は、貴重な手がかりになっている。


サンプルボイス (MP3)

「オッサン、ナンパ?」

「そりゃ、怖いさ。拉致られたのか誘拐されたのか知らないけど、
嫌なもんだよ。」









(じん)


ポン太をサポートするなぞの男、38歳。

話し方や雰囲気から、軍人であることはわかるが、
そのたの情報がいっさいなく、正体不明。
ただ、格闘能力は極めて高く、MGにも乗る生粋の武人。
ビルの屋上から落ちても、軽く転んだ程度にしか思わない。

ポン太とは相容れない生き方をしているが、
戦場を生き抜いているため、互いにやるべきことがわかっている。
無駄な会話をしないが、興がわかる男でもある。

危険を愛する男で、命の危険が迫ると生き生きとする。
また、現実主義者で、霊感はない。通常時は、コン助も見えない。





こちらポン太探偵事務所

第一話 「犬憑き」



発売日 価格 仕様 動作環境

DL版:2011年 6月18〜

価格

DL版:1000円(予定)

パッケージ版:未定
パッケージは、二話分掲載


※値段は本体価格


オカルト系探偵もの
デジタルノベルシリーズ


ヒロインフルボイス
犬塚鏡子:貴坂理緒
霜村雪:大山チロル
神崎可奈:綾奈まりあ


CG・回想フル化
機能搭載



メモリ:512MB(推奨)
DirectX9以降
OS:Windows
2000/XP/7